博士の愛した数式
「博士の愛した数式」は職場の朝礼で紹介されたこともあって読んでみた。
映画にもなったので、知っている人は多いと思うけど、私は今まで読んだことはなかった。そもそも、最近めっきり読書する機会が減っていた。
事故で80分しか記憶が持たない博士と、若い家政婦とその息子を中心にストーリーは展開される。小説は家政婦の視点で書かれていて、基本的には博士を中心とした人間ドラマ。
でもこの小説の注目点ははそれまでの生活では数学とは何のかかわりもなかった家政婦が、博士との会話の中で数学(といっても整数論)に対して興味を持って行く様子が詳細に描写されている点にあると思う。著者は純粋な文学者というから、実際この小説の構想を練っているときに同様の経験をし、そして、書いているときには数学への興味がずいぶん沸いたと思う。それは当然読者にも伝わってくる。
数学の面白さを知るきっかけに、中学生や高校生に読んでもらいたい小説だ。同時に、数学の面白さをすでに知っている理系の人間にも、その表現力を参考にしたい小説だと思う。
■小説
■DVD
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)






最近のコメント